この斑点状の汚れはカビと藻です。天井材は耐水ボードの塗装仕上げです。
カビは塗装皮膜を侵し、ボード内部に沈着しています。

撮影位置は異なりますが、右写真の青枠部分で塩素漂白（カビキラー）を試しました。
塗装表面のカビが取れて、ぼやけて見える部分が下地(石膏)に沈着した色素汚れです。
これを落とそうと擦れば擦るほど、塗装被膜は痛み、カビの繁殖しやすい状態は進行します。
　

現状復帰よりも樹脂パネル貼りを選択しました。（フクビ製バスパネル）
材質は硬質発泡ウレタン、表面はＵＶ塗装、裏面はアルミ蒸着フィルムです。
これならカビが生えても簡単に落ちます。お手入れはラクで、見た目もスッキリ、保温力もアップします。


塗膜の一部が剥離していたので、パネル貼り前に防水下地処理をしました。
　　

お客様は当初、「天井をキレイにして欲しい」と掃除のご依頼でした。
状況をご説明して、納得された上での施工となりました。（費用63,000円税込み）

下地処理の必要がなければ４８，０００円（税込み）からお請けできます。